Q.フルボ酸はどうやって作られるのですか?
A.自然界の食物連鎖において、生物遺体が土壌に還り腐植物質となった土壌の中で作られます。
長い年月を経て重合、複合を繰り返すうちに生成されるもので、主に地中深くの腐植層に存在しています。
なお、腐植物質が作られる過程で微生物が介在するため、よく微生物による生成物と誤認されていますが、フルボ酸自体の生成に微生物による分解や発行は関与していません。
なお、腐植物質とは豊かなどじょうを作る物質と認識ください。
Q.フルボ酸の魅力って何ですか?
A.動物だけでなく植物に至っても、ミネラルが欠乏すると生命維持が不可能です。
フルボ酸の魅力は5大栄養素のひとつであるミネラルを永続的にイオン交換してくれることだと言えます。
ミネラルなどの栄養素を取り込んだ動植物内の細胞が活性化することで、結果として生体活動を円滑化させるのがフルボ酸だと言えます。
Q.フルボ酸を一言で表現すると?
A.「ミネラルの運び屋さん」です。
自然界に存在する天然のイオン交換物質として、鉱物資源であるミネラルを植物が取り入れられやすい姿にし、植物が取り入れたミネラルを私たち人間などの動物が体内にて吸収し、活動エネルギーに変換する。この一連のミネラル循環を作り出している物質がフルボ酸であるため、「ミネラルの運び屋さん」がしっくりくると考えます。
Q.フルボ酸はどんな働きをするのですか?
A.主な働きとしてイオン交換物質としての「キレート作用」と、酸・アルカリを安定化させる「?緩衝作用」があります。
いずれも動植物に必要不可欠な働きであり、私たちがフルボ酸を摂取・使用することで、体内環境や肌環境を維持することに役立ちます。
植物においてはミネラルの吸収効率を高め、土壌障害や生育障害を改善することです。
Q.フルボ酸は何でも掴むのですか?
A.フルボ酸が掴む(キレートする)ことができるものは、イオン交換ができる物質に限られます。
イオン交換ができない“ウイルス”や“細菌”は、当然掴む(キレートする)ことができません。
なお、腐植物質とは豊かなどじょうを作る物質と認識ください。
Q.フミン酸とフルボ酸の違いは?
A.よくフルボ酸と間違われる物質にフミン酸というものがあります。
フミン酸もフルボ酸と同様に腐植物質から生成される物質ですが、酸性溶液に可溶なフルボ酸に対して、フミン酸は酸性溶液に不溶であるという根本的な違いがあります。
Q.フルボ酸は酸性ですか?アルカリ性ですか?
A.pH2.5~4.0程度の酸性物質です。
たまにpH7.0以上のアルカリ物質をフルボ酸と称している原料もありますが、それでは、そもそもフルボ酸の語尾である“酸”の意味がなくなります。